第20回ピースフェスティバル-7月21日於鶴見公会堂

2018/08/29

「未来へつなごう平和の憲法 真っすぐ進もう核なき世界」がテーマの今年のピースフェスティバル。酷暑の中約400名の参加がありました。メイン企画の最初は若手職員が戦争と平和について学ぶ「平和学校卒業発表」です。第5福竜丸見学、沖縄での現地学習、県内基地見学など多くの体験を経て彼らの意識がどう変わったのか。真摯に感想を語る姿に「平和学校」の意義を感じます。最後に「島唄」「小さな世界」の演奏・歌唱があり、場内唱和で盛り上がって発表は終了しました。
続く講演は弁護士で日弁連憲法問題対策本部副本部長の伊藤真氏による「改めて、憲法を考える〜9条加憲の危険性等に触れながら」で、今ほど日本国憲法が危機に瀕している時はない、どのような危機的状況か、さまざまな視点からお話しされました。
今の日本にファシズムの初期の兆候が当てはまること、国民投票の問題点、米帰還兵の現実、自衛隊、ナチズムそして憲法の基本原理など多岐にわたったお話をぜひ多くの人に聞いてもらいたいと切実に思います。
現在の情勢を考えると何とかしなくてはとの思いが強くなりますが、伊藤氏の「ゆっくりいそげ」慌てず、焦らず、諦めず、一歩一歩が大切、との言葉を多くの人と共有して進んで行くことが大事なのだと痛感しました。