介護相談室Q&A

2020/04/29

Q.介護保険サービスの自己負担割合について簡単に教えてください。


A.基本的には1割負担ですが、所得に応じて2割~3割負担となる方もいます。

介護保険サービス利用料は、ほとんどの方が自己負担割合は1割ですが、現役並みの所得がある方については自己負担割合が2割~2割となります。
 例えばヘルパーにオムツ交換などの支援を1時間程度受けた場合、1割負担の方が約400円とすると、2割で約800円、3割で約1200円と、同じ支援を受けても自己負担額が変わってきます。また、利用回数が増えればその分自己負担額も大きくなります。
 自己負担割合は「年金収入とそのほかの合計所得額」に応じて負担割合が変わり、65歳以上で単身世帯の方は280万円以上340万円未満で2割負担、年間340万円以上ある場合は3割負担となります。また、夫婦の場合は年間346万円以上で2割、463万円以上で3割負担です。
 ご自身の負担割合については要介護・要支援の認定結果が出ると同時に発行される「介護保険負担割合証」で確認ができます。有効期間がその年の8月から翌年7月までですので、毎年7月頃になると市区町村から新しい負担割合証が交付されます。負担割合証は介護サービスを利用するときに、ケアマネジャーやサービス提供事業所などに提示して使用します。